MacBookを買い替えたらやること完全ガイド【2025年版チェックリスト】

MacBookを買い替えた時に必要な作業を完全網羅。事前準備から新しいMacの初期設定、開発環境の構築まで、エンジニア目線で解説します。Apple Trade Inの手続き、アプリのインストール、GitHubのSSH設定など、忘れがちな項目をチェックリスト形式で紹介。

💭 新しいMacBookを買ったけど、何から始めればいいかわからない。古いMacからデータを移行したいけど、手順がわからない。

こんな悩みを解決します。

▼記事の内容

  • MacBook買い替え前の事前準備
  • 新しいMacが届いたらやるべき初期設定
  • エンジニア向けの開発環境構築手順

この記事を書いている僕は、これまで複数回MacBookを買い替えてきました。最初は何をすればいいかわからず、時間をかけてしまいましたが、何度か経験するうちに効率的な手順が見えてきました。

新しいMacを手に入れるのはワクワクしますが、環境構築は意外と時間がかかりますよね。

そこで今回は、MacBookを買い替えた際にやるべきことを「事前準備」「初期設定」「開発環境構築」の3つのステップに分けて解説します。

特にエンジニアの方は、開発環境の再構築が一番大変なので、このチェックリストを参考にスムーズに移行できるようにしましょう。

それでは、詳しく解説していきます。

📋 事前準備:古いMacでやっておくこと

新しいMacが届く前に、古いMacで準備しておくことがあります。

ここをしっかりやっておくと、後々の作業がスムーズになります。

✅ Apple Trade Inへの手続き

MacBookを下取りに出す予定の方は、事前にApple Trade Inへの手続きを済ませておきましょう。

注意ポイント

  • 下取り価格の見積もりを確認
  • 返送期限に余裕を持って日程を設定(2〜3週間程度がおすすめ)
  • データ削除前にバックアップを完了させる

下取りに出す場合は、返送期限があるので、新しいMacのセットアップが完了してから古いMacを初期化するスケジュールを立てておくと安心です。

✅ 必要なファイルのバックアップ

古いMacから必要なファイルやデータを事前にバックアップしておきましょう。

バックアップすべきもの

  • 重要な書類やプロジェクトファイル
  • 写真や動画などのメディアファイル
  • アプリケーションの設定ファイル
  • SSH鍵(~/.ssh/
  • .envファイルなどの環境変数

おすすめのバックアップ先

  • Google Drive
  • iCloud Drive
  • 外付けSSD

💡 特に.envファイルやSSH鍵などは、新しいMacで必ず必要になるので、忘れずにバックアップしておきましょう。

✅ VSCode/Cursorのプロファイル設定をエクスポート

エディタの設定を引き継ぐために、プロファイル設定をエクスポートしておくと便利です。

VSCodeやCursorには設定同期機能があるので、GitHubアカウントでログインしてプロファイルをエクスポートしておきましょう。

🔗 VSCodeの設定同期方法

これで事前準備は完了です。次は新しいMacが届いたらやることを見ていきましょう。

🎉 新しいMacが届いたらやること

新しいMacが届いたら、まずは基本的な設定から始めましょう。

✅ 基本設定の調整

最初に、Macの使い勝手を良くするために基本設定を調整します。

やっておきたい設定

  • トラックパッド設定:カーソルの速度、クリックの感度を調整
  • キーボード設定:キーのリピート速度、Caps Lockキーの変更
  • Dockの設定:Dockのサイズを小さく、最近使ったアプリの表示をオフ

Dockの設定は、以下の記事が参考になります。

🔗 Dockの設定をカスタマイズする方法

✅ コマンドラインツールのインストール

開発に必要なコマンドラインツールをインストールします。

ターミナルを開いて、gitコマンドを実行してみましょう。

git --version

初めて実行すると、コマンドラインツールのインストールを促すダイアログが表示されるので、インストールを進めます。

または、Xcodeをインストールすることでもコマンドラインツールが使えるようになります。

🔗 Xcode(App Store)

✅ 必須アプリのインストール

次に、日常的に使うアプリをインストールしていきます。

必須アプリ一覧

  • Google Chrome:メインブラウザ
  • Bitwarden:パスワード管理
  • Slack:コミュニケーションツール
  • Clipy:クリップボード履歴管理
  • Docker Desktop:コンテナ環境
  • Figma:デザインツール
  • Cursor or VSCode:コードエディタ
  • Discord:コミュニティツール
  • superWhisper:音声入力ツール

これらのアプリは、それぞれの公式サイトからダウンロードできます。

App Storeからインストールできるものもあるので、使いやすい方法でインストールしましょう。

💻 開発環境の構築

ここからは、エンジニア向けの開発環境を構築していきます。

これが一番時間がかかる部分ですが、一つずつ確実に進めていきましょう。

✅ Homebrewのインストール

Homebrewは、Macでパッケージ管理をするために必須のツールです。

ターミナルで以下のコマンドを実行します。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

インストール後、指示に従ってPATHを通す設定を行いましょう。

🔗 Homebrewのインストール方法

✅ nvmの導入

Node.jsのバージョン管理ツールであるnvmをインストールします。

curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.0/install.sh | bash

インストール後、.zshrcまたは.bash_profileに設定を追加し、ターミナルを再起動します。

🔗 nvm公式ドキュメント

その後、必要なNode.jsのバージョンをインストールします。

nvm install 18
nvm use 18

✅ GitHubのSSH鍵を作成

GitHubとの連携に必要なSSH鍵を作成します。

ssh-keygen -t ed25519 -C "your_email@example.com"

作成した公開鍵をGitHubに登録します。

cat ~/.ssh/id_ed25519.pub

コピーした公開鍵を、GitHubの設定ページ(Settings > SSH and GPG keys)に登録しましょう。

🔗 GitHubのSSH設定方法

✅ gitconfigの設定

Gitの基本設定を行います。

git config --global user.name "Your Name"
git config --global user.email "your_email@example.com"

その他、エイリアスや改行コードの設定なども必要に応じて追加しましょう。

✅ VSCode/Cursorのプロファイル設定をインポート

エディタをインストールしたら、事前にエクスポートしておいたプロファイル設定をインポートします。

VSCodeやCursorでは、GitHubアカウントでログインすることで、設定や拡張機能を自動的に同期できます。

Settings Sync機能を使えば、わずか数分で元の環境を復元できます。

✅ 開発用ディレクトリの作成

開発用のディレクトリを作成します。

mkdir ~/Desktop/dev
cd ~/Desktop/dev

個人開発中のリポジトリがあれば、ここにクローンしましょう。

git clone git@github.com:username/repository.git

⚠️ .envファイルなどの環境変数は、Gitにコミットされていないので、バックアップしたファイルからコピーする必要があります。

✅ Claude Codeのインストール

AI支援開発ツールのClaude Codeもインストールしておくと便利です。

公式ドキュメントに従ってインストールします。

🔗 Claude Codeドキュメント

インストール後、ログインして、よく使うMCP設定があれば移行しましょう。

claude --mcp-config=.mcp.json

🔄 古いMacbookの初期化

新しいMacの環境構築が完了したら、最後に古いMacBookを初期化します。

初期化の手順

  1. iCloudからサインアウト
  2. メッセージやFaceTimeからサインアウト
  3. NVRAMのリセット
  4. MacOSの再インストール

詳しい手順は、Apple公式のサポートページを参考にしてください。

🔗 Macを売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと

🎯 まとめ:チェックリストを活用しよう

本記事の内容をまとめます。

MacBookを買い替えた際にやるべきことは、大きく3つのステップに分けられます。

✅ ポイント

STEP1:事前準備

  • Apple Trade Inの手続き
  • ファイルのバックアップ
  • エディタ設定のエクスポート

STEP2:初期設定

  • 基本設定の調整
  • コマンドラインツールのインストール
  • 必須アプリのインストール

STEP3:開発環境構築

  • Homebrewのインストール
  • nvmの導入
  • GitHubのSSH設定
  • 開発用ディレクトリの作成

MacBookの買い替えは、環境構築に時間がかかりますが、このチェックリストを使えば漏れなくスムーズに進められます。

特にエンジニアの方は、開発環境の構築で詰まりがちなので、一つずつ確実に進めていきましょう。

新しいMacで快適な開発ライフを!

それでは、今回はこの辺で。

最後まで読んでいただきありがとうございました!てばさん(@basabasa8770)でした!

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