『Webサイト改善の指南書』書評|LPOを学び直したい人に刺さる100のTips
PMや個人開発者として改めてLPOを学び直したくて手に取った『新人Web担当でも使えるWebサイト改善の指南書』の感想。お宝クエリの見つけ方、お客様の声の活用、なぜならの一言の効果など、すぐ実践できるTipsを3つ紹介します。
※当記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。
今回紹介する本は『[新人Web担当でも使える] Webサイト改善の指南書』です。
書籍情報
著者:井水大輔 単行本:288ページ 出版社:マイナビ出版 発売日:2025/12/25
📚 こんな人にオススメ
- Web担当になったばかりで、何から手をつければいいか分からない人
- アクセスはあるのに問い合わせや売上に繋がらないと悩んでいる人
- GA4などのアクセス解析に苦手意識がある人
- 生成AIをWeb業務に取り入れたいが何から始めればいいか分からない人
100のTipsがBefore/After形式で整理されているので、「自分が今困っていること」をピンポイントで調べる辞書的な使い方もできます。GA4での分析・生成AI活用・マインドセットまで、著者が300社以上の現場で試してきた実績ベースの内容が一冊に詰まっています。
なぜ読もうと思ったのか
PMとして携わっている案件でLPOへの要望が出てきたのがきっかけです。数年前にブログを書いていた頃に仕入れたWeb改善の知識が、今でも通用するのか自信が持てなくて。GA4への移行もあったし、生成AIの登場でやり方もだいぶ変わっているだろうと思い、改めてインプットしておきたかった。
もうひとつは個人開発です。個人でLPを作ることがあるのですが、「なんか訴求力が弱い気がする」という感覚が以前からありました。その感覚を言語化して、具体的な改善策を持っておきたかったというのが正直なところです。
💡 「なぜなら」の一言でクリック数が変わる
なぜならの一言でクリック数を増やす
ー井水大輔、『[新人Web担当でも使える] Webサイト改善の指南書』より
ECサイトを眺めていると「売上No.1」「レビュー4,500件」「定番品」といったバッジが商品についていることがよくあります。これって単に数字や権威を示しているだけだと思っていたんですが、本書を読んでそうではないことがわかりました。
これらのラベルは「自分が探していたものを見つけた!」と思わせるための言葉なんです。「なぜ自分はこれを選んでいいのか」という理由を、一言で提供している。 だから人は安心してクリックできる。
実装はそれなりに手間がかかるかもしれないけど、コピーひとつで購買率が変わるなら、試さない理由がない。
⭐ お客様の声が購買の背中を押す
製品購入の最後の決め手はお客様の声が握っている
ー井水大輔、『[新人Web担当でも使える] Webサイト改善の指南書』より
個人開発でSaaSを作ってLPを公開したことがあるのですが、「なぜか人に刺さらない」感覚がずっとありました。機能説明は丁寧に書いていたし、デザインも悪くないはず。でも何かが足りなかった。
本書を読んで、それが「お客様の声」だったとわかりました。実際に使った人の言葉には、どんな機能説明よりも訴求力がある。 作り手の言葉は売り込みに聞こえるけど、ユーザーの声は証言になる。
次にLPを作るときは、早い段階からテストユーザーの感想を集めて載せることにします。
🔍 サーチコンソールで"お宝クエリ"を掘り起こす
表示回数が多く、クリック率が低い(3%程度)、検索順位が中途半端(7〜20位)のクエリがお宝クエリ
ー井水大輔、『[新人Web担当でも使える] Webサイト改善の指南書』より
「サーチコンソールを見ろ」という話はよく聞くけど、「何を見ればいいのか」が分からないと意味がない。この本ではそこをはっきり定義してくれていて、それが「お宝クエリ」の見つけ方です。
- 表示回数が多い(=検索需要はある)
- クリック率が低い(3%程度)(=タイトルやスニペットが刺さっていない)
- 検索順位が中途半端(7〜20位)(=ちょっと改善するだけで1ページ目に上がれる)
この3条件を満たすクエリは、少し手を入れるだけで効果が出やすい。 初心者でも「どこを直せばいいか」が一発でわかる。このブログの記事も早速サーチコンソールで確認してみます。
まとめ
レビュー:⭐⭐⭐⭐☆
「何が悪いのかは薄々わかってるけど、どこから手をつければいいか分からない」。そういう状態のWeb担当者や個人開発者には、この本がかなり刺さります。
LPOの知識をアップデートしたくて手に取りましたが、読んでみると自分が持っていた「感覚」に名前と根拠がついていく感覚がありました。「なんか弱い気がする」が「お客様の声が足りない」になる。「検索順位が上がらない」が「お宝クエリを狙えていない」になる。
改善ってそういうことなんですよね。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!てば(@basabasa8770)でした!
